勉強会
2023.09.26
第2回 多元レジリエンス研究センター勉強会

今回の勉強会では、下記3件の発表に関して活発な議論が交されました。
1 環境・社会理工学院 山中教授
「地震工学における地震動のアレイ観測の必要性と事例」
東工大キャンパスでのアレイ観測、2016年熊本地震での地震波、表面探査のアレイ観測、微動アレイ観測、地震波干渉法などデータをもとに詳細な説明をしました。
2 環境・社会理工学院 押尾助教
「土浦市街地~筑波山の航空機熱画像」
土浦市から筑波山にかけて航空機から観測した熱画像のデータを使って、高度の違い、昼夜の熱画像の違いから、観測領域の植生や建物の密度などをシミュレーションした結果を紹介しました。
3 環境・社会理工学院 松岡教授
「時系列干渉SARによる地盤およびインフラ施設の変位モニタリング」
人工衛星搭載の合成開口レーダ(SAR: Synthetic Aperture Rader)の画像データを活用し、
NN-PSI(Non-linear Non-parametric Persistent Scatterer Interferometry)を 道路や橋梁の老朽化測定に応用することを検討中。
本技術は火山噴火による地殻変動にも適応でき、草津白根山の噴火(2018年1月)でも使用されました。
- 日時
- 2023年9月26日(火) 12:00~14:20
- 場所
- 草津白根山火山観測所 会議室
- 参加者
- 対面 8名 オンライン 4名 計12名